一般有権者の目から見て、中道改革連合に付きまとう最も大きな疑念は、何をしたいのかがいまだ見えないという印象だ。

確かにその通りなのだろう。「中道」という右でも左でもないという要素を孕みながら、人間主義のことだよという定義も伴う。

イメージが漠然として伝わらなければ、有権者の中に共感が広がることもない。

そこに必要なのは具体性であり、具体的にイメージできる象徴的な言葉なのだ。

私は特に高市政治へのアンチテーゼとして、次の2つを提案したい。

まず、「大砲よりバターを」のスローガンだ。

これはこの国に合わせれば、「トマホークよりも食料を」と言い替えてもよい。

いざ、何か起きた際の食料安全保障のシミュレーションは万全なのか、という国民・住民の生存にとって最も重要な事柄に重なる。

もう一つは、「差別を許さない」という明確なメッセージである。

このメッセージを発すれば、途端に重要な政策がすぐに付いてくる。このテーマこそ、立憲民主党が重ねてきた政策の真骨頂であり、公明党も認めることができる政策内容と言える。逆に自民党は声高にはいえない。

上記の2つを明確に主張するだけで、政党としての輪郭はかなりはっきりする。

あとは経済的なビジョンや社会政策的なビジョンを加えればよい。

根底にあるのは、この国で生活する一人ひとりの人間(=国民+外国人)を大切にする姿勢であり、一人も取り残さないという普遍的なメッセージ性にほかならない。

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