公明党の自公関係の26年間はそのまま「失われた30年」と重なる。
以下は私の妄想だが、公明党がこの間、何らかの大きな実績を残してくれていたらどうなっただろうか。
たとえば原発だ。公明党は第2次安倍政権で脱原発にカジを切ってはどうかとの考えを当初有していたものの、表立って口にしたり、その点をもって首相と対峙するようなことはなかった。
仮にあのとき、公明党が一人悪役になってでも主張を貫き、原発を順次廃棄し、大きく再生可能エネルギーにカジを切る流れとなっていたらどうなっていただろうか。
これは明らかに目に見える実績として残ったはずだ。さすが「生命尊厳の党」と評価されたはずである。
現状は原発に拘泥するがために、予算的にも再生可能エネルギーの可能性が圧迫され続ける現状がある。ましてリプレースなどもってのほかだ。
さらに少子化問題ではどうだろう。公明党がこの問題に特化して解決に邁進していたとして、現状で状況が大きく好転していたとしたら。
多くの評者から前向きに評価されていたことは間違いない。
だがこの26年間に、同党が果たした大きな成果と呼べるものはほぼ存在しない。
仮に林政権になったと仮定しても(私はその可能性は少ないと見ているが)、公明党が政権入りして、影響力を与えられる範囲はたかが知れている。
なぜなら自民党の基盤自体が大きく変化しない限り、石破政権の状況が繰り返されるだけとしか思われないからだ。
急がば回れとはよくいった箴言であり、やはり物事の本質を突いているように思えてならない。

