多くの国民の立場になって考えれば、この1年の公明党の行動は一貫性がなく、かなりわがままな振る舞いに映っているはずだ。
昨年10月に自民党との連立政権を解消し、年明けの総選挙で一気に新党結成。自民党に代わる政治勢力の樹立をめざした。
ところがうまくいかず、壊滅的な惨敗を喫すると、半年後、新党を「解党」する挙に出た。
総選挙の際、個人的に今も印象に残るのは「ママ、戦争を止めてくる」と発信して、中道に投票した多くの有権者の姿だ。
高市政権が戦争に向かう政権という認識が後支えした。新政党への期待もあっただろう。
思えば、公明党は自民党との26年間の関係をきちんと「総括」していない。さらには今回の大失敗についても、「総括」しないまま過ごす可能性が高い。
要するに過去の教訓を得ないまま、次に進んでも同じ過ちを繰り返すだけだろう。
支持者のみならず、有権者の視線も極めて厳しい。
国民のためという一点がブレているように映れば、衆望を得ることは不可能となる。

