明治新政府が国民統合の手段として天皇制をクローズアップし、さまざまな物語を「創作」したのは常識的な事柄である。

天皇制にまつわる万世一系もその類いで、すべて男系男子で継承されてきたとする説も、同様だ。

現在、将来の皇統継続のために出ている議論は、上記の創作物語に依拠し、あくまで「明治体制」の延長線上で思考されている。

右派を中心とした自民党がその路線を掲げ、一方の立憲民主党側はアンチテーゼを擁してきた。

この局面に来て、中道改革連合の対応が問われている。

まとめ役の笠氏はもともとごりごりの保守として知られ、だからこそこの局面で起用されたのだろう。

旧公明党は与党のしきたりに習ったのか、自民党と歩調を合わせてきた。

ここは重要な局面だ。

2005年、小泉首相のもとで出された報告書は、緒方貞子さんのような国際派もまじえて策定された。時流に迎合せず、この案を生かすのが本来のスジだと考えている。

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