現在の国政政党の女性党首は自民、公明、社民、共産と4人いる。そのうちわかりやすい比較が可能なのは自民と共産だ。

共産の田村智子委員長は2024年の党大会で選出されたが、いまだ独自性の発揮が不十分で、実態は志位議長の「傀儡」と見られている。

一方で高市早苗首相は、責任を直接負う政権与党のリーダーであるためか、存分に独自性を発揮している。すべてがいい意味ではないが、そこにあるのは一種の「捨て身精神」だ。

その精神がなければあの1月の時点で、予算案の年度内成立を棒に振る衆院解散を断行することはできなかっただろう。

そういう意味で考えれば、共産党の田村委員長は党内でどれほどパワハラが蔓延し、理にかなわない党内処分が続いたとしても、独自性を発揮して、あるいは委員長を解任されてでも正しい道を進むといった気概はまったく感じ取れない。

高市首相は自分の進退を賭けた決断を行っているのに、田村委員長にはそれはない。

実はこの「捨て身の構え」こそが、政治家の、あるいは女性リーダーに求められる大きな資質のように思えてならない。

一方で公明党はどうか。まだまだ安全運転・試験飛行という感じで、竹谷代表は大きく独自性を発揮する局面には至っていない。

同党は皇室典範問題においてきわめて保守的で、保身的な政策をとっているが、男女平等の憲法精神を社会に体現する格好のテーマであるのに、事なかれ主義に走っているようにしか見えない。

まだまだ田村智子型の範疇でしかないのかもしれないが、この「捨て身の構え」という点では、むしろ高市首相に学ぶ面があってよいと思う。

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