公明党が与党ボケしたのはそれほど複雑な話ではない。

 国政において長年与党生活をつづけていると、役所のレクチャー漬けの生活に陥り、国民との接点が弱くなる。

 特に公明党の場合、市民運動との関わりがもともと強くないので、その方面の情報が基本的に入りにくくなる。

 その弊害が、近年の外国人政策の大きな誤りであり、さらには原子力発電をめぐる役所ベッタリの間違った基本方針も同様だ。

 これらはわずかな努力を払い、市民運動側の主張なり、運動に触れる機会さえあれば、認識は容易に変えられたはずだ。

 いずれも世の中の「真実」は、前線で現実と向き合う市民運動の中にこそ宿っている。

 「大衆の党」として出発した政党が、いつのまにか「役人の党」に成り下がってしまった。

 その悪弊は、実はいまだ払拭されていない。

 同党の国会議員団は、構成メンバー自体がすでに「役人」ばかりだ。

 このままでは真実をつかめず、本当の生活者目線のニーズをつかむこともできないままだろう。

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