法治国家の集合体であるべき世界の規範が大きく崩れている。強い者が弱い者をいいように支配する弱肉強食の世界に回帰するほうがいいのか、国際法や各国の国内法のもとに、法規範によって成り立つ社会に生きるほうがよいのかの2つの方向性の戦いだ。
サイコパス(良心の呵責をもたない異常人格者、カナダの犯罪心理学者が提唱した概念)は自分の欲しい物は何でもそのまま手に入れようとする。そのため粗暴なタイプのサイコパスは多くが刑務所行きとなるが、いわゆるトランプ大統領のようなホワイトカラー・サイコパスの一群は、自分の知恵を使い、できるだけ収監されない細い道を歩きつづける。
こんごベネズエラがどうなるかはわからないが、最悪の事態は内戦を誘発することだろう。
いずれにせよ問題の本質は表題に行き着く。国際刑事裁判所の所長に日本人女性を送り、国際司法裁判所の所長も日本人だ。日本政府がどのようなメッセージを世界に発信するかは、目先の利害にとらわれず、100年後の「歴史の審判」を意識した視点とスケールが不可欠だ。
世界の民衆の過半は、「法の下の平等」が保障された社会に生きることを望んでいるはずである。

