高市首相は3月に予算成立のめどをつけ、そのまま訪米し、日米首脳会談の成功を手みやげに衆院解散に打って出る戦略を考えていたようだが、トランプ大統領のベネズエラ対応が世界で総スカンを喰らいそうなので、目鼻が変わる気配だ。
トランプに近いことが、逆に選挙にとってマイナスになる事態となる場合、高市首相の目論見は目算通りとはいかなくなるからだ。
さらに予算成立後の一般法案の審議に入れば、例えばスパイ防止法案では与野党が明らかに激突し、さすがに有権者にもこの内閣の危険性が浮き彫りになり始める。その結果、支持率が下降傾向となることは確実だ。
そうなると高市人気の蜃気楼は消えてなくなり、解散を打てなくなる事態も予想される。つまり、政権の“死に体”化である。
いずれにせよ、仮に自民党が衆院で単独過半数を取ったとしても(その可能性は極めて低いが)、参院で過半数を大きく割っている現状に変わりはない。現状では維新の議席を足しても6足りない。
どちらにせよ行き詰まっている政権であることには違いはない。

