米国のベネズエラ大統領を武力捕縛した侵略行動が、中国による台湾有事を後支えしかねないとの主張がある。事実は逆ではなかろうか。米国を擁護しようという気はさらさらないが、トランプは中国に自らの力を見せつけ、精神的に屈服させる意図があったと思える。
人格特性でいえば、トランプはサイコパス(=良心の呵責を持たない異常人格者)だが、逆に習近平はそうではない。前者は合理的判断の範疇を超えてしまうが、後者はそうではない。
もともとトランプは米国連邦議会襲撃事件(死者5人)の責任を取り、本来は収監されているべき人間だった。それを巧みな悪智慧を使って逃れ、獲得したのが現在2期目の大統領職である。
一方で、習近平の長期政権をもたらしてきたのは共産主義の一党独裁体質もあるだろうが、何より、人格特性に踏み込む限り、本人の幼少期における文革体験があったからだろうと思える。
10代で人間として味わう極限状況を体験した人間だからこそ、それをバネとして成長したとき、どのような人格に育っていくかという興味深い考察対象に思える。
世界の無秩序がますます加速化する感が強いが、その中で心ある民主主義社会の政治リーダーは、国際法秩序の回復と再構築こそが、弱肉強食型のかつての野蛮社会から、基本的人権を尊重する平等社会への移行をもたらすことをまじめに訴えてほしい。

