公明党は23年間国政与党を経験したから、自民党のくびきから離れたら大きな仕事ができると当初考えた私も、最近はその考えに多少の疑念を感じるようになっていることを告白しなければならない。

ひとつは与党病というか、与党ボケ、もっといえば権力ボケの体質からなかなか抜け切れないと感じることだ。同党が近年、政策面においてもさまざま問題のある行動をとってきた面はいなめない。一例をあげれば、無法図な防衛予算の2倍増、庶民いじめのインボイス導入、外国人への常識を外れた締め付け政策などだ。

23年の与党経験といっても、所詮は自民党政治の「補完」や「微調整」が主なもので、結論としていまの日本の現状は、教育無策、原発放置、外国人の共生無策、少子化問題の未解決など、大きな問題はほぼ手つかずの課題として残されたままだ。

それでいて23年間の与党経験だけで、いったい何ができるのかという疑問なのである。

私が期待するのはむしろ、立憲民主党との触れ合いにより、公明党が立党の原点に真の意味で立ち返り、その結果、両党の長所が生かされる形で、“新たな国政政党”が現出するという図式である。

公明側には「俺たちは与党経験が豊富」というおごりが見られ、立憲側には「自分たちこそ正論を通してきた」との自負が根強い。

両者の長所がいい面で融合するとき、自民党に代わる“新たな政治勢力”の「骨格」ができ上がるのだと私は感じている。

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