「立憲共産党」の造語をつくったのは麻生太郎ということになっているが、時期的には2021年の総選挙である。
日本共産党が結党以来100年近い歴史の中で、初めて政権入りを賭けた選挙戦となったせいか、同党候補者らが街頭演説で通常と異なるトーンで語っていたのを印象深く記憶している。
ただこの枠組みは、政権を取るにはあまりにも偏りすぎていた。
一方、それまでずっと与党にいた公明党が野に下る決断をしたのは昨年10月10日。それは野党の立憲民主党が待ち望んでいた事態でもあった。
政権を取りにいく枠組みとしては、こちらのほうがずっと現実味があったからだ。
中道改革連合は、立憲側がより積極的に推進し、結成されたことになっているが、2月の総選挙で壊滅的な敗北を喫してからは、現在が継続のための「分岐点」にある。
枠組みとしては、自公で大きな変革が期待できないことはすでに実験証明済みだ。
そのため、「立憲公明党」の試みが成就するかどうかは、現在が最初で最後のチャンスと思われる。
3党の合流が円満な形で遂行され、次回衆院選挙で旧公明党議員ももれなく平等に小選挙区から出馬し、一つの政党として成熟する道を望む支持者は意外と多いはずだ。

