立憲民主党の前身である民主党がわずか3年4カ月の期間とはいえ、政権の主体を担った歴史は重要だ。その間に東日本大震災および福島第一原発事故という未曽有の事態を経験した。

ことし2月の総選挙では惜しくも落選したが、当時の官房長官である枝野幸男氏は政権の中枢で貴重な経験をしている。

ほかにも当時のメンバーが多く中道改革連合には残っている。

一方で公明党がこれまで行ってきたのは、時期的は長いとはいえ、あくまで自民党の「補完行為」であり、自らが政権の中枢を担ったことは一度もなかった。

この違いは実は極めて大きい。

にもかかわらず、1~2月の総選挙において、公明党が主導して物事を進めた結果は、自民党の劣化コピーにすぎない政策を呈示することにもつながった。

立憲側の経験、蓄積はほとんど考慮されなかったに等しい。

特に原発問題における見識は、この国の経験に基づくものではなく、長いものにまかれろ、事なかれ主義を反映した政策にすぎず、将来の日本国民を守ろうという気概にはなはだ欠けた内容にすぎなかった。

繰り返すが、これまでの公明党が行ってきたことは「補完行為」であって、自らリードして基幹政策において社会を前に進めたという経験は皆無に等しいのだ。

世界の趨勢が再生エネルギーに向かい、原発依存から脱却している時代に、公然と原発回帰で“逆噴射”している主要な民主主義国は日本くらいなものである。

公明党の方針がいかに“時代遅れ”で、世界から取り残されたものであるか、頭デッカチの集団と化してしまった現旧公明党議員たちにはそれが理解できない。

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