公明党が盛んにエンジンをふかし始めた。3党合流が進まないことへの焦りがあるようだ。

私が心配するのはむしろ目的に対する直進性だ。腰の重い立憲民主党の尻を叩く程度の意味合いならまだしも、「先行合流」などの言葉が飛び出してくると、その真意はわからなくなる。

前提として、合流は3党同時でなければ成功しない。そのためには一定の時間を「待つ」という対応も必要になる。

現在の公明党はいずれ自民党の元に戻る選択肢を内包しながら、物事を進めている面がどうしてもつきまとう。

だが自公連立政権がこの国をよくできなかった事実は、「失われた30年」という言葉からも明らかだ。それは自公連立の26年(実際の与党時代は23年)とそのまま重なるからだ。

公明党が再び自民党と組んでも、政治や社会を変革できないことは歴史上、すでに「実験」が済んでいる。

そのために自民党とは異質で、対極でもある立憲民主党と合流する道を選んだと理解していたが、現在の公明党の焦りぶりを見ていると、立憲側の事情をなんら考慮せず、自らの目的のみに走っている姿にしか映らない。

立憲民主党の「文化」においては、党内における意見集約の期間は絶対的に不可欠だ。

そのために半年や1年「待つ」スタンスはやむおえない。急がば回れという言葉が、これほど当てはまる事柄もない。

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