先の総選挙の中道改革連合の敗北の原因はさまざま語られるが、本質的な問題はここにあったと考えるのは私だけだろうか。
なぜなら立憲民主党が長年主張し、公明党もかつて掲げた「原発ゼロ」政策を前面からひっこめ、目前の再稼働を容認する姿勢は、どこまでも“場当たり”的なものに映り、所詮は目先の利益でしか動かない“原子力ムラの一員”の政党というイメージを有権者に幅広く発信したと考えるからだ。
もちろん公明党は政権与党に長くいた立場から、立憲の頑なな姿勢が弊害になることを懸念したことは言うまでもない。
ただし原子力がいかに人間生命を破壊する代物であるかは、15年前の大事故を見るまでもなく、論理的にも明らかだ。「生活者ファースト」の打ち出しとも大きく矛盾する。
中道改革連合への3党合流が可能になるかどうかは、この点のスタンスを明確にしないとうまくはいかないだろうと考えている。
結論として、原発政策では、より立憲側に寄せるべきだ。
自民党と同じような“与党の作法”にこだわっている限り、中道に支持は集まらない。

