選挙最終盤の「3日攻防」に入った初日の木曜日、午後6時18分に発信された一つのXポストが一世を風靡する。そこには「ママ、戦争止めてくるわ」とだけ書かれ、ハッシュタグで「期日前投票」と記されていた。
この発信に火が付いたのは、やはり燃え広がるためのガスが社会全体に充満していたからにほかならない。それは時の首相の“誤魔化し”行為に違和感を覚える多くの大衆の心情が蓄積されていたことを意味する。
その結果、木曜夜から金曜、土曜、さらに本日に至るまで「ママ戦争止めてくるわ」のハッシュタグが拡大連鎖の様相を見せ、ママの代わりに「パパ」を入れたり、違う職業を入れるなどのさまざまな変形バージョンにまで広がりを見せた。
この流れが選挙結果にどれだけの影響を与えるかはふたを開けてみないとわからない。
だが、自ら「審判してくれ」と極寒の時期に無理な解散を打ちながら、審判のための論議から逃げ続けるひとりの人間のさもしき行動に、“いかがわしさ”を感じ取った大衆の叡知というほかない。
日本はまだまだ捨てたものじゃない。そう思させてくれた現象を垣間見た思いである。

