坂口元厚労相の訃報に接した。

当時のニュース映像を目にした中で、浜四津敏子代表代行がピンクのスーツ姿で颯爽と歩く場面が目にとまった。

当時の公明党はまだ人材がいた。安心感があった。政府与党の葛藤があった。多様性があった。

組織において多様性は必須の項目だ。同質社会が道を誤るのは、先の昭和の戦争で壊滅した大日本帝国の例を見るまでもない。

異なる意見が複数あって、議論する中で、落ち着くところに落ち着く。

そうした状態では、道を大きく間違う可能性はぐっと減るだろうと思う。

一方で同質化・同族化された閉鎖的な社会は、社会全般との乖離に気づくのが遅れ、決定的に道を誤る可能性がつきまとう。

繰り返すが、政治家に一番必要なことは「信念」であって、「能力」ではない。

冒頭の映像を見る限り、当時の公明党にはまだその「信念」が感じられる時代だった。

かつてはよかったというようになった私は、すでに年老いたのかもしれない。

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