1996年2月15日から数えて30年をすぎる。
この日、「週刊新潮」では元北海道の創価学会女性幹部を称する女性の手記が掲載されていた。内容は自らが教団指導者に暴行されたとするもので、当時の教団バッシングの流れの上になされた虚偽キャンペーンの始まりだった。
この手記をもとに当該元女性幹部夫婦による民事裁判が起こされ、事実的根拠が認められなかったことなどから「訴権の濫用」として却下されたいわくつきの裁判となった。つまり、実際は「捏造手記」にすぎなかったことが司法で認定されたわけである。
この捏造手記に関わったのが当時、週刊新潮のデスク(最終執筆者)を務めていた若き日の門田隆将(SNSなどでは「オカッパ」と呼ばれている人物)であり、それ以前から同人は捏造記事を書いて開き直る記者として認知されていた。
背景には当該女性の夫が地元でよく知られたヤクザまがいの人物で、地元の女性会員多数から金を借り上げ、返済しない行動を繰り返して裁判沙汰となっていた問題があった。
当時の教団叩きの「需要」のもと、この夫婦に虚偽の事件に加担してくれれば、大金を支払うと持ちかけた人物がいたことも指摘された。
この夫婦ともすでに物故しているが、捏造手記に関わり、その後も女性に民事裁判を起こさせるため弁護士探しに協力した門田隆将こと門脇護は、「捏造」の制裁など何も受けないまま、現在にいたる。
最近は時の首相と結託し、創価学会叩き、公明党叩き、中国叩きに躍起となっているようだ。
重要なことは、ジャーナリズムも、政治も、根拠のある事実を前提に行われなければならないとの永遠不変の原則である。
この不変の大原則を週刊誌記者時代から破りつづけてきた人間が、30年すぎた現在もまるで何事もなかったかのように振る舞っている姿は、日本という国家が何ら糺されていない現状を示している。

