本日付日経が他社である読売新聞社長にインタビューした異例の紙面を掲載した。新聞週間に合わせてという名目だが、すでに“斜陽産業”になっている新聞業界を象徴する出来事である。

若者が新聞を読まない。一般家庭でも一般紙を購読する家庭は減り続けている。ネット社会が生んだ変化だ。

私は毎朝、在京6紙(毎日・東京・朝日・産経・読売・日経)としんぶん赤旗に目を通すが、一般紙を長年読み続けて感じることは、新聞にはそれぞれ特徴があり、私にとって重要な基準は「人間の顔をした新聞」か「そうでない新聞」かという違いだ。

個人的見解となるが、たとえば毎日は記者の特性に合わせた長文の記事を1面に導入部を置き、3面のすべてを使って報じるといったことをやる。当然そこには記者の個人的な視点が反映され、そうした紙面を目にすると「人間の顔をした新聞」と感じることにつながる。

東京新聞は特報面に最大の特徴がある。さらに人権意識は6紙の中でもっとも高いと感じる。

産経は主義主張は極めて特徴的で首肯できない内容もままあるが、言論の自由の範囲内であり、一定の読者を吸収しているといえるだろう。

日経は、独自の力ある記者を養成し、他者には書けない長文の記事を常に掲載する。外国メディアとも連携し、興味深い記事を常に翻訳掲載する。

一方で最も特徴を感じないのは朝日と読売だ。特に読売は情報データ新聞といった印象が強く、情報は網羅的なのだが、大きな特徴がない。つまり「人間の顔を感じない新聞」という私なりの位置づけとなる。

こんご新聞業界は衰退を余儀なくされ、少しずつ淘汰されていくだろうが、私個人は“特徴のない新聞”が真っ先に衰退していくものと見ている。

案外毎日などは、最後まで残るのかもしれないと夢想している。

読売新聞社長、取材力で「メディア不信はね返す」 AIは安易に使わず - 日本経済新聞

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