本日付東京新聞に「米国防費6割増」の見出し、日経には「議会に防衛費5割増要求」の目立たない見出しがある。
アメリカのトランプ大統領が巨額予算で知られるアメリカ国防費をさらに1・5倍に増額させるという内容だから驚きだ。
日本も2022年12月に防衛費2倍増を決め、現在の高市内閣はさらにそれを加速化しようとしている。いわゆるどこまでもついていきます“アメリカのポチ”状態だ。
トランプ大統領の隣でぴょんぴょん跳ねるさまから「ピョンピョン首相」などと揶揄されている高市首相だから致し方ない。だがこの路線を明確な「誤り」と指摘するのは、本日付毎日新聞でインタビューに応じている寺島実郎氏だ。この人には明らかに「歴史観」と「大局観」がある。
創価教育学会の会長だった牧口常三郎は30代で上梓した大著『人生地理学』の中で、世界は「軍事的競争の時代」から「政治的競争の時代」、さらに「経済的競争の時代」に移り、最後には必然的に「人道的競争」へ入ると予測した。
この労作本が出たのはまさに日露戦争の直前であり、世界がまさに「軍事的競争」の真っ只中にあった時期だ。戦後はそれが政治的競争や経済的競争に代わったのは知られるとおりだ。
だが世界は再び100年前に舞い戻っている。心ある人々が志向すべきはまさに「人道的競争の時代」という“着地点”であり、牧口常三郎を生んだ日本には、歴史を反転させゆく責任がある。

