ちょうど1年前のきょう、国会で新しい首班指名が行われる前日のことだったが、日本会議会長が星稜会館で開催された「高市早苗総裁就任記念国民の集い」であいさつした。
「総裁就任記念」とあるのは、まだ首相になれるかどうか正式に確定していない段階だったことを意味する。
冒頭の呼びかけ人代表あいさつで、日本会議の谷口智彦会長は「願ってもないことが起きましたね。公明党の出奔です」と聴衆に呼びかけ、公明党の連立離脱を喜んでみせた。
「出奔」は、「逃げ出して行方をくらますこと」を意味し、「多くは家や主君のもとから無断で離れ、その所在を隠す場合に使う」とされる。
さらに「文学や歴史の文脈では、駆け落ちや主君からの逃亡など、ドラマ性のある『逃亡』を表す語」としても用いられる。
結論するに、肯定的にとらえた表現ではなく、相手を見下し、侮蔑する感情を伴なった言葉と言ってよい。
この会合で門脇護は「(高市政権になれば)必ず日本は復活します!」と安請け合いし、「まず5年の長期政権」とブチ上げた。
あれから1年。とりあえず、高市政権は最初の1年をくぐり抜けたものの、前途には多くのカベが待ち受ける。

