本日付聖教新聞に元外交官の佐藤優氏の講演内容が掲載されていた。
現在の小中学生の受験状況を踏まえ、会員のお母さんたちを対象に講演した内容だが、中学校受験の意味について、「勉強嫌いにさえならなければ、私は中学受験をする意味は大いにあると考えています」と語っている。
さらに「難関校出身だからといって、社会で活躍できるかどうかは別の話です」という言葉も、その通りだ。
結局その人の成功を決めるのは、能力や学力だけでなく、人間力、さらにはその人がもつ「運」にも大きく左右される。
また自身が東京地検に逮捕されて出て来たときの実母の話も胸を打つ。
佐藤氏の母親は沖縄出身で、沖縄戦を生き延びた女学生出身として知られるが、「お母さんは、あの鉄の暴風の中で一発の弾も当たらなかったから運がいいんだよ。あなたも運がいいんだから、こんなことぐらいでへこたれたらだめだ」と励まされたエピソードを紹介する。
その上で同氏は「自分の幸せを自分以上に喜んでくれる人が一人でもいれば、人間はそんなに大きくは道を誤らないものです」と述べているのは、その通りだろう。
私の知る限り、同氏が創価学会に理解を示したのは、最初からではない。「宗教」を通し、あるいは「哲学」を通し、徐々に理解が深まった過程と捉えている。
人生最後の仕事は「教育にしかない」との結論に達したのも、教団の理念と共通する。
人間が生きた証は、結局は、次世代の内面に何を遺すことができたかに尽きると考えるからだ。
定期的に同氏の話を聞く機会があるが、私の頭脳の100倍のキャパがあるとはいつも感じることだ。
その人間の脳力は、私見では、10代から20代、さらに30代前半くらいにかけて、自身の脳をいい意味でいかに酷使したかで差が生じる。
同氏の健康を日々祈る会員は、私以外にも、全国に数多くいるはずだ。

