多様性のない組織は衰退する。これは普遍的な原理だと思う。
多様性の反対といえば同質性だろう。つまり、同質的な組織というのは常にこの点に注意を払う必要がある。
いまの公明党が力を発揮できないでいる最大の原因は、やはりこの問題だと思う。
最大のマイノリティと形容される女性議員(国会議員に限る)が、主要政党の中では最低の比率(14%程度)。
加えて多くが大卒以上のしかもエリート層で、前職もしっかりした職業の人びとが多い。
これは選挙に勝つための「見栄え」を重視した側面が大きく、必然的に似たような人びとが集う結果となってしまった。
本来なら大卒ではない人間がいてもよいし、性的少数者や、より広い職業、分野のスペシャリストがいたほうがよい。
公明党国会議員に典型的に欠けているのは、市民活動家だ。また普通の会員の平和感覚をもった議員も意外と少ない。
話は変わるが、岡本代表が自身の出自をカミングアウトしたとき、さまざまな反応があったが、マイノリティの出自自体に問題があるわけではなく、むしろ同代表の課題はそうした出自の人びとの置かれた現状をよく理解していないように思えた点である。
ともあれ、現在の国政公明党は男中心社会だ。女性はある意味で付け足しのレベルにすぎない。
反面、現在の立憲民主党(参院のみだが)のように男女半々の比率になっている政党に接すると、女性が中心となって活躍している様子がビビッドに伝わってきて、その違いを実感することが多い。
公明党は根本から変わらなければならない。まずは男中心社会の変革からだろう。

