本日付各紙で世界的な数学者で知られる広中平祐氏の訃報が伝えられた。

妻の広中和歌子さんは健在のようだが、かつて公明党が鳴り物入りで招聘した非学会員の参議院議員だった。

1993年に自民党が下野し、8党連立が誕生した際は公明党で最初の女性大臣として環境庁長官に就任した。

私も若いころ、先輩記者に連れられて議員時代の広中氏への取材に同席したことがある。そのときの聡明な女性という印象はいまも強く残る。

細川連立政権は1年たたずに瓦解したが、次の羽田内閣で後任の環境庁長官に就任したのは議員になってまだ2年目の浜四津敏子参議院議員だった。

振り返ると、両者ともも2010年の同じ時期に議員引退している。

広中氏は新進党合流と国政公明党解散の動きの中で、その後は民主党に転じた。

公明党と民主党の親和性の一つの象徴ともいえる。

かつての公明党は非学会員を議員に取り入れる程度の度量があった。その伝統はその後すたれた。

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